2008/11/29

上越線 EF55型1号機 旧型客車牽引試運転



上牧-後閑間にて。
 旧型客車4両を牽いて無事、水上まで走ったEF55型1号機”ムーミン”の試運転は帰路になり、水上を定時に出発。高崎へ向けて走り出した。
 惜しいことに日が翳りだし紅葉も、車体の輝きも今ひとつの惜しいカットになってしまったが、往路同様にSLと同一時刻でゆったりとやってきた。これで高崎に無事戻れれば来月の運行も快走を見せてくれることであろう。

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上越線 185系200番台 特急「水上4号


上牧-後閑間にて。
 185系200番台の特急「水上4号」。定期列車は特急はこの水上だけ。普通列車も昼間は1時間に1本。かつての上野-新潟間を特急「とき」が1時間おきに通っていたのは上越新幹線に代わり、本線格の複線もほぼローカル線同様となってしまった。
 このS路区間は車両編成が長ければよい構図になるが、ここを走るのはこの185系の7連が最長。惜しい。

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上越線 115系 740M 普通列車



水上-上牧間にて。
 真っ白い雪に包まれた谷川岳を背に水上駅を出発した115系湘南色の普通列車。高崎-水上間の普通列車は115系と107系の2形式で運用されているが2両、3両、4両と臨機応変に対応されている。
ここもこの冬は雪に包まれることだろう。

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上越線 EF55型1号機 試運転 水上駅方向転換





水上駅構内にて。
 大宮工場出場後、初の試運転で水上まで走ってきたEF55型1号機は基本的に1位側運転台のみの使用。その為、SL運転で使用される転車台で方向転換。両側同一形態の電気機関車の中で片側を主体にしたものは数少ない。現存する機関車はこれ1両のみ。それも奇跡の復活を成し遂げたもの。
 このユニークな車体は見ているだけでも面白い。

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上越線 EF55型1号機 旧型客車牽引試運転



津久田-岩本間にて。
 先日、大宮工場を出場し、見事に綺麗な姿で復活したEF55型1号機、通称”ムーミン”。その試運転を旧型客車4両を牽いて高崎-水上間で行うとのお知らせを頂いた。ちょうど土曜日でもあり、この素晴らしい知らせを、まだ撮影したことの無い上越線では唯一と言っていいほど、午前中に順光となる津久田-岩本間の通称”津久田のS”で撮影することにしてみる。
 現地は小春日和の晴天の予報、背後の山は紅葉が深まり、見事な青空であった。空まで入れて色づいた山々まで含めるか、列車主体にするか悩ましいところであったが、綺麗な姿になったEF55型1号機が旧型客車を牽くとあっては列車中心にすることに。
時刻はEL&SL奥利根号とほぼ同じ時刻。SLの運転スジでもあり、試運転と言うこともあるのか比較的ゆっくりと”ムーミン”はやってきた。茶色の車体は光り輝き、従える旧型客車と深まった紅葉は、周囲を一気に四半世紀タイムスリップさせているのではと錯覚させるほど。
来月12月にはさよなら運転、来年1月引退が決まっているのだが、これだけの快走を見せられるのであればまだまだ走ってほしい。
※運転をお知らせ下さった方、撮影地を確保して下さった方、本当にありがとうございました。この場で失礼ですが、お礼申し上げます。

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上越線 185系200番台 特急「水上1号」



津久田-岩本間にて。
 数少ない順光で撮影する上越線。今回は思い切って車両主体で撮ることに。背景の山と青空も素晴らしいのだが、それを含めるとさらにある民家、電線、もろもろが入り込んでしまう。やむなし。
 上越線の昼間特急は「水上」。定期列車は185系200番台のみ。115系同様に耐寒耐雪装備の200番台。JRの定期運用特急車両で正面に特急シンボルマークを掲げるのはこの185系のみになってしまった。

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上越線 115系1000番台 727M 普通列車



津久田-岩本間にて。
 次の列車は上越線の主、数少なくなった湘南色を見に纏う115系。耐寒耐雪装備を持つ1000番台の3両編成。側面の雪切り通風口が特徴的。このデザインの車体にはこの配色がしっくり来るのは初めに見たからだろうか。
 光線はまったく文句なし。気温が上がらないのが待つ身のつらいところだが、こんな条件のいい撮影はひさしぶり。

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上越線 107系 725M 普通列車


津久田-岩本間にて。
 小春日和のはじまり。日が昇っていい光になってきました。後ろの山は紅葉深まっています。まずは試し撮り。本数少ないのがつらいところ。
 やってきたのは上越線普通列車の定番、107系。165系からの改造車。それでも登場から20年近いはず。2両編成というのもちょっと寂しいが、今日の’目玉’列車を狙うファンが集まりだしてくる時間だが、この窓の姿はいかがなものか。本人だけが痛い目に遭うなら構わないが。(あえてこまごま書きません。)

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2008/11/12

常磐線 651系お召し予備列車



荒川沖-土浦間にて。
 初のE655系お召し列車の通過の後、約20分後、651系交流直流両用特急型電車が通過した。普段の特急「ひたち」の運行と異なり、ヘッドマークの表示はなく基本編成の7両のみ。全車全ての窓はカーテンが下ろされている。台車他、主要機器は重要検査されたと思われ、グレーの綺麗な仕上がりを見せており、天皇陛下・スペイン国王のつくば語訪問に関係される方が乗られていたと思われる。
 運行予定なども特に知らされることなく、現地情報から待ってみたところ、やってきた。警官警備も既に解かれた後で目的は不明だが改めて写真で見比べてみると、白く綺麗に仕上げられた651系の方がお召し編成に見えなくもない。
 後の情報としてこの列車は予備列車だったとのこと。

常磐線 E655系お召し列車初仕業




荒川沖-土浦間にて。
 国賓として来日しているスペインの国王夫妻と天皇陛下がご一緒に、茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターを訪ねられることから、JR東日本がお召し列車を上野-土浦間で運行した。
 使われた車両は昨年、47年ぶりに新たに製作されたE655系交流直流両用特急型電車、通称「なごみ(和)」。6両編成。
 従来のお召し列車専用車両ではなく、陛下がご乗車になられる「特別車両」1両を外して、通常は「ハイグレード車両」として団体列車の運行が可能な形となっている。
 デビューして約1年、初の本務である「お召し列車」として3両目に「特別車両」”E655-1”を組み込み、正面に菊花紋章、日本国旗、スペイン国旗を掲げての晴れ姿を見せた。
 上品な茶色の車体に金の帯を巻いたE655系の姿は通常あまり見られず、さらに初の「お召し列車」運行とあって沿線には警備警官が見守る中、性能をフルに発揮する運行時刻で土浦までの大役を果たした。
 国賓にとして王室を迎えた際には近県を案内するのが恒例で、今回は筑波宇宙センターで国際宇宙ステーションに取り付けられている日本実験棟「きぼう」の試験モデルをご見学されたとの事。
 帰りは、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの貸切特別編成で帰郷されたとの事で、片道のみの運行となった。

2008/11/02

只見線 SL「只見紅葉号」




会津蒲生-会津塩沢間にて。
 定番どころの第一橋梁の後は、国道をひた走って只見川第7橋梁を予定していたが、この秋の連休、紅葉が綺麗な只見川沿いの国道は大渋滞。結局、時間には間に合わず、折り返してくる上り列車を、やはり定番どころの只見川第8橋梁で待つことにする。紅葉とSLの組み合わせであれば他にも素晴らしいところがあるが、やはり只見線であれば緩やかに流れる只見川は入れたいところ。それ故に定番どころには大勢集まってしまうのだが。
 今回と前回の夏の撮影で判ったが、やはり欲張ってはいけない。それなりの絵を撮るのであれば場所をじっくり決めて確実に場所を得る必要がある。ほんの数カットに賭ける方が満足できそうだ。
 豪雪地帯ならではのスノーシェードを抜けて、形の良いトラス橋を渡って紅葉の只見川沿いを小さいC11型は走ってきた。

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只見線 SL「只見紅葉号」




滝谷-会津桧原間にて。
 主役がやってきた。その前の普通列車から約2時間。曇ったり晴れたりを繰り返す天気にやきもきさせられながら。しかしこの場所には3時間前に着いたものの既に100人以上が場所を確保。都合の良い場所は既になく、周囲の草木がギリギリの場所をなんとか確保。しかし奥の方の只見川の水面は見えず、手前を左右のお仲間さんともギリギリ。どうやら日の出と共に場所確保が始まったらしい。只見線一番人気の場所、恐るべし。
 主役が来たタイミングは水鏡には何とかなったものの向かいの日向倉山頂は雲の影が。何度も来ていると言うお仲間さん曰く、何かしらの条件は悪くなると言う話。そうだろうな。
 SLの煙がないのはこの橋が下りになっていること。それは承知の上。午後の上り列車なら煙は期待できるが列車に日は当たらない。悩んだ結果。また来年かな。

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只見線 普通列車425D・426D



会津桧原-滝谷間にて。
 只見線の大定番・只見川第一橋梁。通称1橋。この山間の只見川を渡る鉄橋を見下ろす場所。絶景。
 紅葉はこの時期としては今一つらしい。それでもかなり綺麗。ただ、見上げる空には雲がところどころに。風に流され晴れたり曇ったりを繰り返す。どっちになるのか。。。運まかせ。
 やってきた普通列車はキハ40系。只見線の定期列車は全てこのカラーの2両編成。
 新調したCanon 50Dの設定にイマイチ慣れず、かつどの設定がいいのか?試し撮りするほど列車は来ない。

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2008/11/01

只見線 キハ40系普通列車427D・430D



本名-会津川口間にて。
 磐西・只見ぐるり一周号が行ってしまった後は撮影可能な列車まで1時間以上待つしかない。やってくるのは上下1本づつ。やはり山間のローカル線。明日のSL「只見紅葉号」の撮影場所を考えながら国道252号を移動。道路沿いから見つけたのはやはり有名どころになっている本名-会津川口間。次の列車は会津川口で交換するので近くであれば効率よく撮れる。夏にも来た場所から少し外れた場所でちょっと紅葉が綺麗な場所があったのでそれぞれで場所を買えて1枚づつ。

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只見線 キハ58系「磐西・只見ぐるり一周号」






会津蒲生-只見間にて。
 今回、この列車をここで撮ろうと決めていた場所。夏に来たときにSLには似合わないと思っていた場所。ここなら気動車列車の色合いなら綺麗で光と時間もちょうどいいはず、と考えていた。たどり着くと想像通り。ちょっと違ったのはこの右手にある山はもっと左で、左側の蒲生岳に近く、紅葉と空、そして川を収められると思っていたのが右手の山は入らず・・・。やはり全て思った通りになることはそうそうない。それに場所的に一番と思われたところは民家の庭隅。ちょうどそこの方がいらしたのでご挨拶して撮影。もう少し雲が少なかったらよかったかな。

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只見線 キハ58系「磐西・只見ぐるり一周号」





会津水沼-早戸間にて。
 国道を走っていくといつの間にか追い越す。ちょうどもうすぐ来る時間に有名どころの撮影地がある。只見川第四橋梁を渡ってくるところが正面から撮れる。ちょっと紅葉も水面もあまり入らないが、ともかく立ち寄り。
 そうそうにやってきた。できることなら、この列車に乗って風景を眺めていた方が楽しかったかもしれない。

只見線 キハ58系「磐西・只見ぐるり一周号」





会津坂下-塔寺間にて。
 稲刈りはすっかり終わっていたがきれいに整えられている。雰囲気は想像通り。惜しいのは背景に入るはずの会津磐梯山は雲の中。。。そうそう思い通りにさせてくれない。線路の位置と時間からして正面には日が当たらないのはしかたないが雰囲気はいいはず、と場所探し。ちょうど踏切があり、これも入れてしまうことにする。
 待つこと1時間。磐越西線から会津若松を通って只見線にやってきた「磐西・只見ぐるり一周号」。時折の曇りも運よく晴れているとき。見送らずに真横からもう1枚。後姿をもう1枚。

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只見線 DE10単機回送



塔寺-会津坂下間にて。
 遠くから汽笛が聞こえる。割と頻繁に。列車の来る時間ではない。遠くを走る磐越西線から聞こえてくるのだろうか?不思議に思っていると踏切が鳴り出す。!。何か来る。汽笛は時折聞こえて、近づいてくる。思わぬ逆方向からやって来たのはDE10型ディーゼル機関車。機関車だけの単機回送。只見線に貨物列車の設定は無く、どこから何故やってきたかは判らない。ひょっとするとまもなく雪に埋まる只見線の除雪作業の準備なのかもしれない。
 露出設定をあわせるヒマも無く、場所もよくない。やむなく真横から。

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磐越西線 キハ58系「磐西・只見ぐるり一周号」




山都-喜多方間にて。
 紅葉が始まった11月。新潟を出発した「磐西・只見ぐるり一周号」はもうすぐ喜多方へ到着。古豪キハ58系を先頭にディーゼルエンジンを響かせて4両編成でやってきた。 光の状態からすると反対側が良かったのだが、日が当たるだけに草木の育ちがよく(謎)しかたなく影側から撮影。ほぼ初使用のCanon 50Dの露出設定に大きな失敗を気づいたのは後のこと。なんとか秋らしい姿は撮れたかと。
〔お知らせ〕
 Canon KissX2からCanon 50Dにしました。それにあわせて(?)アップする写真もちょっと大きくしてみました。クリックすると幅1600Pixcelの大きな画像になるのでご注意を。
 フルサイズCanon 5Dを狙っていたのですが、なかなか手が出ませんでした。

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