2009/02/15

内房線 C57型180号機牽引「SL春さきどり」号




袖ヶ浦-巖根間にて。
 今回の最大の目的はこの「SL春さきどり」号。”貴婦人”の愛称を持つC57型180号機が内房線を走るのはとりあえず今日が最終日。天気予報は晴れというものの日が差したり曇ったりの慌しい様相。しかし風はほとんど無く試運転の時と同じように綺麗な煙が期待できるはず、、、であったが残念ながら向こうへ流れてしまった。惜しい。
 しかし、鮮やかなヘッドマークを掲げて、汽笛を鳴らしてやってきたその姿は迫力というより綺麗と思わせる。磐越西線で「ばんえつ物語」を引く姿同様に内房線を快走。
 驚いたのはC57につながれた1両目のSL伴走車オヤ12-1の窓には「C57に夢を乗せて」の切り文字。さらには機関紙が「また会おうね」の横断幕を! 乗務員が沿線に集まったファンとギャラリーに手を振っている。イベント列車ならではの光景。
 列車の通過時には運よく日も差し、いい撮影となった。

大きな地図で見る

内房線 485系勝田車両センターK60編成 快速「春さきどり」号



袖ヶ浦-巖根間にて。
 今回のイベントのもうひとつの狙いはこの快速「春さきどり」号。485系を改修した勝田車両センター所属のK60編成。先頭車は上部に2つのヘッドライトを持つ1500番台。これが北海道初のL特急「いしかり」に使われたとは思えない。
 いままでなかなか綺麗に撮影できず今回は間違いなく撮れるはずだったが、惜しいことに日が差さずやや暗め。残念。
 白い車体に青い帯を巻いたすっきりとしたカラーリングの先頭には3匹のイルカの跳ねる姿が描かれている。そこから付けられた呼び名が”イルカ編成”、勝田車両センター所属であることから”カツイルカ”とも呼ばれる。海沿いには似合いの列車に今回のイベント特製ヘッドマークが鮮やかに掲げられた。

大きな地図で見る

内房線 113系4連+6連 E217系更新編成 211系3000番台





袖ヶ浦-巖根間にて。
 普通列車は横須賀線・総武快速線と直通運転をするE217系(写真中)と113系(写真上)が中心。昨年、113系の中でも老朽化著しくなった初期型を高崎線・宇都宮線で使用していた211系で置き換えた。房総各線用にカラーリングを青と黄色のイメージカラーに変更。先頭に集電効率向上のためにシングルアームパンタグラフを増設した。この編成は前後で異なるパンタグラフを載せている。 E217系の更新も進みつつあり、更新後は若干明るいラインカラーとなった(写真中)。 バリエーションが少ないと思っていた内房線も、待っていると意外に多種多様の車両がやってくる。

大きな地図で見る

内房線 E257系500番台特急「さざなみ」 183系団体列車 E255系特急「ビューさざなみ」





袖ヶ浦-巖根間にて。
 房総特急は数年前に一新されE257系500番台による”さざなみ”(写真上)とE255系”ビューさざなみ”(写真下)の2形式で運行されている。青と黄色は房総の海と春の菜の花をイメージしたカラーだそうだ。鮮やかで明るい。その特急が行き交う中、団体列車でやってきたのが183・189系の団体列車(田町車両センターH61編成)。E257系、E255系に置き換えられる前にこの房総特急として走っていた車両。先端の特急シンボルマークが取り外されてしまったのが惜しいが、思わぬ団体列車設定で新旧の房総特急が揃った。

大きな地図で見る

内房線 113系 E217系




袖ヶ浦-巖根間にて。
 晴れるという予報ではあったが雲が流れ、晴れたり曇ったりの繰り返し。果たしてこの先どうなってしまうのか。撮影の度に光を測りなおして設定。なかなか落ち着いてくれない。
 列車のダイヤがこの先の袖ヶ浦駅で行き交う様になっている。運よく(?)113系同士がすれ違う瞬間に巡り合った。それもちょうど日が差したわずかなタイミングで。この晴れ間が続いてくれればいいのだが、そうはさせてくれず、続いてやってきたE217系快速の時は曇り空。このE217系もデビューからだいぶ時が経ち更新編成が登場しているこれはデビュー時の姿のままの15連。

大きな地図で見る

内房線 DE10型1704号機牽引「DL春さきどり」号




巖根-袖ヶ浦間にて。
 内房線にSLがやってきた。たった3日間のイベント運行。その最終日。試運転では2ヶ所で列車の停車時間を利用して撮影できたが、SL人気で最終日は相当の人出となると考えて、場所を1ヵ所に決めて待つことに。
 選んだ場所は試運転の時に決めかねていたもう1ヵ所の場所。しかし既に出遅れ考えていたアングルでの撮影は不可。こればかりは仕方ない。
今回のイベントの1つはDE10型が12系客車を牽引する「DL春さきどり」号もあるが「SL春さきどり」号の場所を第一優先してあきらめる。その場所へ「DL春さきどり」号がやってきた。
 その時、列車を撮影しようとする数人が線路脇へ(写っていない)。それに踏切脇にいた婦人警官(写真中央)が気づき警告するものの一向に気にせず撮影をする輩。列車の警笛とともに警官の警笛も響く。非常に残念なシーンを見た。すくなくとも鉄道が好きなのであれば、ルールとマナーは守ってほしい。警官に注意されても無視するというのはあまりにもひどい。
 列車の最後尾につながれているC57型180号機を後追いで撮影。その姿はちょっと寂しいが、車体は美しい姿を見せていた。

大きな地図で見る