2008/12/14

上越線 「さよならEF55みなかみ号」



渋川駅付近にて。
 上り列車の時刻はほぼ定期的に走っている「EL&SL奥利根号」と同時刻。渋川駅では約25分ほどの長時間停車がある。
日も落ちてしまいほとんど暗くなってしまったが、逆手に長時間露光撮影。ちょっと距離があるのと柵の高さが高く、カメラの安定が今ひとつ。何度か撮りなおして見れる物の撮影完了。やはり機材は重要と言うか、ものをいうのか。
 もうすぐ終点高崎に着いてしまう上越線 「さよならEF55みなかみ号」はやはりさびしげに見えてしまう。ヘッドライトの輝きは美しいのだが、予定ではあと数日、信越本線を走る。製造から70年過ぎても走るのであればたまにでいいから走ってほしいのだが。

上越線 「さよならEF55みなかみ号」




上牧-後閑間にて。
 水上駅で転車台での方向転換を終えて最後の上越線運行となる上り「さよならEF55みなかみ号」は高崎へ向けて走り出した。
 天気予報通り、午後になっても今日は11/29の試運転の時と違って曇る気配は全くナシ。今回は下りも上りもツイてる。惜しいのは遠くに見える白く雪の積もった谷川岳は雲が掛かって見えなくなってしまった。それでも上越の山はくっきりと。初めは予定していた場所で待っていたが、冬の日差しは予想以上に低く木の陰は伸びる一方。あわてて場所を変更。同好の氏がいる場所は悪くない場所。その脇に入らせてもらってあとは、やってくるのを待つのみ。そして「さよならEF55みなかみ号」最後の上り列車はやって来た。下り坂のせいか、それなりに早い。1カット、引いてもう1カット。
低くなった日差しは逆に特徴的な”ムーミン”EF55型1号機の車体をキレイに写し撮らせてくれた。架線柱と信号設備が真ん中に来てしまったがそれはやむなし。

上越線 「さよならEF55みなかみ号」






岩本-沼田間にて。
 到着した時は雨降ってました。かな~りまずい状況ではあったものの、どーすることも出来ません。来るまで待つだけです。
 来ました。時間通りに。心配していた雨はこの30分前に上がって、日は差さない明るい曇り空。この場所には文句なし。そしてSLスジのせいかゆったりと、「壊れたか?」と思わせるほど。おかげでシッカリと撮らせて頂きました。
 それにしても、茶色の車体は見た目にはしっくりしていい色なんだけど写真にするのが難しすぎ。絞りどーしろって?ヘッドマークが写らないじゃないですか。客車もわざわざ会津「ばんえつ物語」の12系客車の展望車を’除いて’6両ってないでしょ。展望車付けておけばいいのに。色ももうどーでもいいカラーリングに思えますが、茶色い機関車の最後を飾る雰囲気ではないなぁ、と。それでも連結器に銀差しまでするんなら。テールも撮ってみましたが、反射板は取り外しましょうよ。テールサイン出すならもっとちゃんとしたモノをつけましょうよ。70年も走り続けた名機EF55型1号機に失礼ってもんですよ、ぐらい書いてみました。