上野駅にて。
寝台特急「北陸」の後、30分後、同じ金沢へ向けて夜行急行「能登」が出発する。使用される489系は国鉄時代の特急列車全盛期の花形だった車両。なかでも国鉄特急らしいボンネット型の先頭車、それも今回はトップナンバー編成。週末夜の出発で翌朝金沢到着ということから寝台ではないものの人気のようだ。おそらく北陸新幹線の開業までは走り続けることと思われるが、車体を間近でみると長年の疲れがいたるところで目に付く。急行列車となってはいるが、専用の大きなヘッドマークを掲げて出発を待つ姿は長距離列車の風格が漂う。
大きな地図で見る