2009/03/13

高崎線 489系急行「能登」



上野駅にて。
 寝台特急「北陸」の後、30分後、同じ金沢へ向けて夜行急行「能登」が出発する。使用される489系は国鉄時代の特急列車全盛期の花形だった車両。なかでも国鉄特急らしいボンネット型の先頭車、それも今回はトップナンバー編成。週末夜の出発で翌朝金沢到着ということから寝台ではないものの人気のようだ。おそらく北陸新幹線の開業までは走り続けることと思われるが、車体を間近でみると長年の疲れがいたるところで目に付く。急行列車となってはいるが、専用の大きなヘッドマークを掲げて出発を待つ姿は長距離列車の風格が漂う。

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高崎線 寝台特急「北陸」EF81型牽引



上野駅にて。
 「あけぼの」に続いて上野駅13番線から出発するのは金沢行き寝台特急「北陸」。
 通常、上野-長岡間はEF64型1000番台なのだがここ数日、EF81型が金沢からそのまま上野駅まで牽引してきている。その為、下りも当然のことながらEF81型がその仕業に就く。関東圏ではなかなかお目にかかれないEF81型の「北陸」ヘッドマークを掲げている姿。出発待ちの間、隣の14番線にはE231系の回送列車が到着。思わぬ2ショットとなった。
 気になるのはEF64型1000番台の運用だが明日3.14.のダイヤ改正以降、「あけぼの」の牽引にあたることにもなっているはずでどの様な運用が行われるのか楽しみでもある。

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高崎線 寝台特急「あけぼの」 EF81最終牽引上野駅出発



上野駅にて。
 明日、3.14.のダイヤ改正で寝台特急「あけぼの」の上野-長岡間の牽引機関車がこのEF81型からEF64型に変更になる。その最終日、上野駅での出発を撮影。
 最終仕業に就いたのは137号機。なぜかこの137号機には縁があるというか、’いつも’である。昨年夏場の撮影に3度行っているがすべてこの137号機。そして最後も137号機であった。
 この「あけぼの」の上野-長岡間がEF64型になってしまうことでEF81型が寝台特急の先頭に立つのは「北斗星」と「カシオペア」の2本のみになるが、青森車両センター所属のEF81型を見ることは定期運用ではなくなってしまった。
 逆に明日3.14.のダイヤ改正以降はEF64型が「あけぼの」のヘッドマークを掲げることになるが、その為に長岡車両センターにはEF64型0番台(初期型)が転属している。車暦40年を越えて初の冠付き特急牽引に就くというのは楽しみでもある。
 動画は尾久車両センターから推進回送での入線シーンを13番線から、出発シーンを14番線から撮影した。

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東海道本線 9001レ寝台特急「富士・はやぶさ」最終列車横浜駅入線



横浜駅にて。
 2009.3.13.歴史に残る日となった。半世紀に渡って走り続けてきた東京-九州間の夜行寝台特急。その最後の1列車となった「富士・はやぶさ」号が最終運行を迎えた。
 撮影の機会に恵まれず最終日となってしまったのが、このテールのカット。時間から走行写真では難しいので横浜駅での停車時間に撮影することとしたが、かつての「出雲」以来。それをはるかに超える人数に当初超小型三脚での撮影を予定したが駅助役との相談の結果、不許可。ギリギリの手持ち設定で準備していたが、列車到着の30分ほど前から一気に撮影者が増加。幸いにも規制ロープは張られなかったためわずかな時間だけ横浜駅に停車する姿を撮影できた。
 同時にVideo撮影も行ったが、入線は撮れたものの、出発は録画ボタンが押されてなかった(押したつもりが押されず)という大失態。最終列車の最後の姿を納めるのが今回の目的であったのだが。
 大勢の人々に囲まれて出発していった”ブルートレイン”「富士・はやぶさ」号。飛行機・新幹線での移動が便利になり利用客低迷ゆえの廃止。時代の流れで非常に惜しいが、時間をかけてのんびり列車旅を楽しむということが少なくなっている、そして人気もないという社会は寂しく思う。

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