2008/11/12

常磐線 E655系お召し列車初仕業




荒川沖-土浦間にて。
 国賓として来日しているスペインの国王夫妻と天皇陛下がご一緒に、茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターを訪ねられることから、JR東日本がお召し列車を上野-土浦間で運行した。
 使われた車両は昨年、47年ぶりに新たに製作されたE655系交流直流両用特急型電車、通称「なごみ(和)」。6両編成。
 従来のお召し列車専用車両ではなく、陛下がご乗車になられる「特別車両」1両を外して、通常は「ハイグレード車両」として団体列車の運行が可能な形となっている。
 デビューして約1年、初の本務である「お召し列車」として3両目に「特別車両」”E655-1”を組み込み、正面に菊花紋章、日本国旗、スペイン国旗を掲げての晴れ姿を見せた。
 上品な茶色の車体に金の帯を巻いたE655系の姿は通常あまり見られず、さらに初の「お召し列車」運行とあって沿線には警備警官が見守る中、性能をフルに発揮する運行時刻で土浦までの大役を果たした。
 国賓にとして王室を迎えた際には近県を案内するのが恒例で、今回は筑波宇宙センターで国際宇宙ステーションに取り付けられている日本実験棟「きぼう」の試験モデルをご見学されたとの事。
 帰りは、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの貸切特別編成で帰郷されたとの事で、片道のみの運行となった。

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