2009/05/09

秩父鉄道 C58型363号機「パレオエクスプレス」・普通列車




上長瀞-親鼻間(親鼻橋)にて。
 八高線でのDD51型牽引乗務員訓練旧型客車列車の撮影を終えた後、そのまま帰るのも惜しい時間なので、周辺を考えてみるとちょうど、秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」が三峰口からやってくる時間に間に合うと思って撮影場所に思い浮かんだのは親鼻橋。荒川を渡る姿を真横から狙える。光線からうまくいけばSL、C58型363号機が綺麗に反射するかと思う。
 時刻を調べると、前後して普通列車がやってくる。その内、1本は西武鉄道からの直通列車。西武鉄道の4000系4両編成。これをここで撮ったことはまだない。
 まずは普通列車が来るのを待っていると、思いがけずSL「パレオエクスプレス」が姿を現す。細かく時間を調べていなかったが長瀞での停車時間が長いために先にやってきた。失敗。その後に普通列車がやってくるのも、ここへ姿を現す時間がハッキリしない。やはり思い付きではそうそううまくいかない。
 運よく2本目の普通列車は元国鉄101系の1000系。リバイバルカラーとして中央線・武蔵野線時代のオレンジバーミリオンに塗り替えられた編成がやってきた。新緑に包まれた荒川を渡る姿を撮れた。

八高線 DD51型牽引 乗務員訓練旧型客車列車 試9221レ



竹沢-折原間にて。
 小川町を出発して高崎に戻る乗務員訓練列車がやってきた。緑の中の赤い機関車は綺麗に映える。DD51型ディーゼル機関車の乗務員訓練のための運行とのことだが、旧型客車を用いるのは何故なのだろう?
 臨時列車としてDD51型の客車列車が時折運行されるが客車は12系。ここしばらくDD51型と旧型客車の組み合わせの列車は運行されていない。運行のための訓練であればうれしいのだが。

八高線 キハ110系 普通列車239D



竹沢-折原間にて。
 DD51型牽引乗務員訓練旧型客車列車が高崎に戻るの午後一番。変わらぬ好天で撮影場所を探る。見つけたのは竹沢-折原間。新緑の緑が美しい築堤を下から狙うことに。選考してやってきたのは普通列車239D。午前中にやはり訓練列車に先行してやってきた車両が高麗川まで行き折り返してきた2両編成の列車。この緑の中をのんびりと列車に揺られるのも悪くないな、と思いながらの撮影。
 予定時刻より約10分ほど遅れてやってきた。後で知ったが、撮影場所を探すファンが線路内を歩いていてこの列車が来たにもかかわらず、線路内から出ず排除対応の為に遅れたという。酷い話だ。

八高線 DD51型牽引 乗務員訓練旧型客車列車


小川町駅にて。
 DD51型牽引乗務員訓練旧型客車列車は高崎-小川町間で、昼間の普通列車の少ない時間に設定された。
 折り返しになる小川町駅では約1時間の待機。様子を伺いに行ってみると側線にて待機中。道路を挟んでの1カット。
 DD51型は小川町寄りが888号機、高崎よりが897号機。

八高線 DD51型牽引 乗務員訓練旧型客車列車 試9220レ





群馬藤岡-丹荘間にて。
 単線の八高北線、神流川を渡ってのんびりとやってきたのはDD51型ディーゼル機関車に前後を挟まれた旧型客車3両の編成。晴天の下、赤いディーゼル機関車が映える。2機で客車を挟んでのプッシュプル運転。今回訓練に使われたのはJR東日本に7両しか残っていない旧型客車3両。
 出来ることなら乗ってみたいユニークな編成。
 先頭でやってきたのは888号機。かつてお召し列車の予備機の任を与えられた機関車。その証が銀色に塗られた連結器。誇らしげか。
ディーゼルエンジンの音も軽やかに走り去って行った。
が、撮影に来ていた馬鹿餓鬼どもが直前まで馬鹿騒ぎ、Videoにはすっかり”駄声”が入り込んでorz。

八高線 キハ110系112型 普通列車 232D



群馬藤岡-丹荘間にて。
 今回の撮影の目的はこの八高線。DD51型ディーゼル機関車の乗務員訓練列車の運行がある。運よく土曜日にも運行するとのこと、そして絶好の快晴。八高線をDD51が走ることは貨物列車廃止後、この訓練運転以外なくなりまたとないチャンス到来で、まずは日当たりの良い場所ということでここを選んで待つ。
 その列車に先立ってやってきたのは八高北線(高崎-高麗川)の主役、キハ110系2両編成。田んぼの中の単線をのんびりとやってきた。

高崎線 EF64型0番台牽引 寝台特急「あけぼの」



熊谷-行田間にて。
  青森から長岡・上越線経由で上野へとやってくる寝台特急「あけぼの」。3月のダイヤ改正で、長岡からの牽引がこれまでのEF81型に代わって驚きのEF64型0番台の登板。製造されてから45年、旅客・貨物とも各線で牽引してきたベテラン機が遂にヘッドマーク付きの寝台特急の牽引を担うことになった。当面はこの一般機関車色38号機と茶色37号機が交代で長岡から上野まで「あけぼの」を牽く。
 かつて中央本線で貨物運用に就いていたのが一転、数少なくなった”ブルートレイン”の先頭に立つとは思いも寄らなかったが、面白くなった。


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高崎線 EF64型1000番台牽引 寝台特急「北陸」



熊谷-行田間にて。
 急行「能登」と同じ区間を走る寝台特急「北陸」。牽引はEF64型1000番台。3月のダイヤ改正でも以前と変更なく運行続行。それでも”ブルートレイン”は数を減らしてしまい、この「北陸」とこの後に来る「あけぼの」、東北本線「カシオペア」「北斗星」。残念ながら客車列車は減っていくばかりだ。
 この「北陸」も客車は14系だが、オリジナルと15型が混在し、白線帯、金帯の混在編成。出来ればどちらかに揃えて美しい編成にしてほしい。


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高崎線 489系急行「能登」



熊谷-行田間にて。
 日が昇るとともに、首都圏へ入ってくる金沢からの急行「能登」。定期運用がこの列車のみになってしまった489系ボンネット編成。国鉄時代の特急色を纏った姿が朝日に照らし出されるのは美しい。先頭の絵入りヘッドマークを付ける特急列車もほとんどなくなってしまった今、この489系急行「能登」は注目の的。
 今日やってきたのはトップナンバー編成。何度もこの列車を撮っているが、トップナンバーに当たることが多いのは気のせいか?


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高崎線 EF65型1000番台牽引5764レ・2070レ





熊谷-行田間にて。
 ”夏の風物詩”とも言われる早朝の高崎線上り列車撮影。この時期でないと、日が昇らず撮影できない。日が昇ってなんとか撮影できるようになるのはAM4:30。
 初めには5764レ石炭貨物。関東圏ではこの1往復しか設定されていない石炭貨物。残念ながら土曜日の朝は荷ナシ単機運行。
 続く2070レコンテナ貨物はちょっと変わったコンテナがある長編成。
 両列車とも去る3月の改正で高崎機関区から新鶴見機関区に転属したEF65型1000番台のPF機。今日は5764レには1077号機、2070レには1139号機、片や国鉄特急色、片やJR貨物更新色と一見同型機とは思えない早朝の競演。


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2009/05/01

西武鉄道 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」(仏子駅展示停車)



仏子駅にて。
 これほどまでに凝ったラッピングはそうそうないかと思う。あえて比べれば、わかやま電鉄 貴志川線の「たま電車」かもしれない。(あちらの方が内装もすべてなのでさらに上か。)
 デザインはもちろんの松本零士氏公認で、豊島園駅で出発式も行われたが、絵柄は見事ながら「銀河鉄道999」の文字は一切見当たらない。あえて入れなかったのか。あると’広告’と取られるため、とも聞いたが、確かにそうかもしれない。けれど今、「銀河鉄道999」は知られているのだろうか?TV放送もしていないし、映画もない。それにストーリーは楽しいものと言うよりかなりダークファンタジーな気がするのだが。
 しばらくこのデザインのまま運行されるということだが、3000系は秩父線の変電所改良で西武秩父までの運行が可能になり既に、休日の快速急行仕業にも就いている。公式発表でも池袋線・秩父線・狭山線・豊島線とされていることから西武秩父までの運転もあると思われる。山間部でのこの列車が快走する姿は一度撮影してみたい。
 動画は飯能から折り返し展示停車の為に仏子駅中線への入線の様子。

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西武鉄道 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」(キャラクター)





仏子駅にて。
 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」
主役キャラクターのラッピング

西武鉄道 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」(各車両4)





仏子駅にて。
 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」
5号車モハ3212
6号車モハ3311
7号車モハ3312
8号車クハ3012
(すべて山側)

西武鉄道 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」(各車両3)





仏子駅にて。
 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」
飯能寄りから
1号車クハ3011
2号車モハ3111
3号車モハ3112
4号車モハ3211
(すべて山側)

西武鉄道 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」(各車両2)




仏子駅にて。
 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」
5号車モハ3212
6号車モハ3311
7号車モハ3312
8号車クハ3012
(すべて海側)

西武鉄道 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」(各車両1)





仏子駅にて。
3000系「銀河鉄道999デザイン電車」
飯能寄りから
1号車クハ3011
2号車モハ3111
3号車モハ3112
4号車モハ3211
(すべて海側)

西武鉄道 3000系「銀河鉄道999デザイン電車」(急行飯能行)




仏子駅にて。
 西武鉄道では初と思われる企業広告ではないラッピング電車が登場した。ラッピングされたのは先日、車両番号表示などが簡素化された3011F。この為だったのだろうか。
 デザインは、漫画家松本零士氏原作の「銀河鉄道999」。主人公の鉄郎、メーテル、車掌さんが8両編成全車両に施され、見事にキャラクターが描かれている。先頭車前面にはメーテル(池袋寄り)、車掌さん(飯能寄り)の顔が描かれ、編成全体で「銀河鉄道999」の世界を表現。黄色い部分は3000系の”地”も生かしているが、細かい部分まで丁寧にラッピングしている。
 松本零士氏、西武鉄道、練馬区観光協会が、アニメ産業振興と地域活性化、沿線魅力アップの意向が合わさって完成したもの。当面このデザインのまま、通常の3000系の運行に就くとのこと。2009/9/9を”999の日”などとして何らかの企画があるのかもしれない。
 企業広告でなく、こういうラッピングは見ていて面白い。大歓迎。某大学の広告編成も走っているが、あれには呆れてしまうが、仙石線「マンガッタンライナー」などこういう’夢’があるような列車があちこちで走ってくれれば、と思う。次に見られるのはいつだろうか。
(動画は見事に設置ミス。ご勘弁。)

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